パヤオさんすごいですシュタゲもすごいです!!!
2012年1月19日 ゲーム コメント (3) 一通り戦利品の整理が終わったので、最後に年末最大の収穫である絶版本「宮崎駿イメージボード集」の古本を開封した。
まんだらけってすごいな・・・
いろいろ感想は書き残したいところだけど、時間がもったいないので割愛して、非常に本当に激しく無茶苦茶興味深かったパヤオのインタビューのページから、今の僕らに関わりのある三つの点だけを引用するにとどめたいと思う。
感想全部書いたらえらいことになりそうだから。
それにそんなことは今の僕がやるべきことじゃないと分かった。
①
(最近の(つまり発行当時の)漫画はどうですか?と聞かれて)
「好きだからといっても買って読もうって方ではないんです。萩尾望都は「秋の旅」ひとつで、ぼくにも十分なんで、それ以上見なくても感心してます」
今のオタクって、書店の思惑通りにたくさん買って、いろいろ読んで、関連作品は一通り網羅する、らき☆すたのこなたみたいなのが本当のファン、みたいにみなされてるところあるよね。
少なくとも、「好きな作家の本全部読んだわけじゃないけど、自分は間違いなくこの人のことが好きだから、これ一冊で充分」っていうこの発言のニュアンスとは対極の考え方だよなぁ。
もちろん、価値観は人それぞれだから、いろんな書籍やグッズに囲まれて悦に入るこなたスタイルも立派な楽しみ方の一つだし、本当にそれで楽しいって思えてるんなら、そこまで熱中できる趣味を持てることは素晴らしいことだと思う。煽りじゃなくてマジで。
でも、じゃあ僕もそういう楽しみ方を試してみればいいかと言うと、僕は一応こういうブログを(全然更新してないけどさ)喜んで作ってるような人間だから、きっとそれでは幸せになれないんだろう。
このブログを読んでる人も、たぶん僕と同類の人間だから、同じことが言えるだろう・・・かね。
最近シュタゲにハマって「関連書籍一通り読んでみようかな」とか思ってみたり、「手塚作品を研究したいから、ブコフでバカスカ買って読み漁ろう」とか思ってみたりしていたので、少し冷や水かけられたみたいな気分だよん・・・
考えてみれば、アニメはジブリとシュタゲとイカ娘とらき☆すただけあれば僕には充分だし、パンクはラモーンズ、シューゲはマイブラ、オルタナはピロウズ、ミクスチャーロックはドラゴンアッシュだけ聴けば充分「網羅してる」って言って良いもんな!
まわりは「それじゃ不十分だ」って思うかもしれないけど、これらのバンドは間違いなくそれぞれのジャンルの本質を満たしているし、何より俺が満足できてれば、それでいいんだ。
俺は馬鹿だった。
②
「アニメーションは風俗営業であって、作家ではない。」
これもおもしろかった。あんなすごいもの作って「芸術だ芸術だ」って騒がれてるのに、「自分は作家じゃない」だってー。
ふーんそういうものかぁ。おもしろいね。
③
「よくあるんですが、感動させる為に登場人物を殺すんですよね。ボクシングやるのも光線銃で撃つのも同じ美意識で平気でやっちゃったり。感動させる為に殺して、又生き返らせたり。退廃ですね。 物語をつくる人間は、登場人物に対して神様であるわけですよ。生殺与奪の権利を握っているんです。殺人を平気で描いてかっこよがって、自分は全然痛くもかゆくもなくてすむわけですね。虚構の中の登場人物の生について真剣じゃない態度は、いやですね。もっとも愚劣です。」
すごく重要な発言だと思ったので、ちょっと長い部分だけど割愛せずに引用。
うん、これ読んですぐに某ゲームのことが頭に浮かんだんだけど、でも考えてみればMARTHAでも一人簡単に死んじゃった人がいたし、クスクスなんかもっとバタバタ死んでいくよなぁ。
もちろん僕は彼らの死に関して、(某ゲームのことが頭にあったので)当時の僕なりにいろいろ考えたうえでああいう展開にしたし、決して感動させる為だけに彼らを殺したつもりはない。
でも、今後さらに真剣になることはできないかなぁ。もっと気をつけたいと思ったよ。
このインタビューを参考にして言える限りでは、「かっこいい話にするためだけに彼らを殺してないか」「彼らの生に対して真剣な態度と言えるか、言い換えれば、彼らに失礼な死に方をさせていないか」の二点に気をつければいいだろうか。
その点シュタゲはすごいよな!何度も何度も死んだり生き返ったりを繰り返すのに、一度の死の重みがほとんどインフレ起こさないんだよな。むしろ以前の死より重くなってることもある。
あれは本当に、シナリオ執筆者サイドの心理誘導の妙ですよもうほんとすっごいです。
長くなるしネタバレになるからここでは詳しく書かないけどさ、要するにそのキャラクターに対してプレイヤー(とオカリン)にいかに愛着を抱かせたかっていうところなんですよねっ!それもごくごく自然に!全然おしつけがましくなく!しかも一人じゃなく複数人に対してですよ?神業ですよこれは!
シュタゲはほんと、すごすぎるよ!考えれば考えるほどすごいところしか思いつかないよ!
そういえば、スターウォーズエピソード3の撮影で、サミュエル・ジャクソンが、自分が演じるキャラクターの死に方についていろいろ注文をつけたっていう話があったな。今日の話題と関係あるかどうか分からないけど、あとで少し調べてみるか・・・
全然関係ないけど、この本ちょっとチョコボールの匂いすんだけど・・・
前の持ち主、物食いながら本読んでんなよだらしない・・・
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まんだらけってすごいな・・・
いろいろ感想は書き残したいところだけど、時間がもったいないので割愛して、非常に本当に激しく無茶苦茶興味深かったパヤオのインタビューのページから、今の僕らに関わりのある三つの点だけを引用するにとどめたいと思う。
感想全部書いたらえらいことになりそうだから。
それにそんなことは今の僕がやるべきことじゃないと分かった。
①
(最近の(つまり発行当時の)漫画はどうですか?と聞かれて)
「好きだからといっても買って読もうって方ではないんです。萩尾望都は「秋の旅」ひとつで、ぼくにも十分なんで、それ以上見なくても感心してます」
今のオタクって、書店の思惑通りにたくさん買って、いろいろ読んで、関連作品は一通り網羅する、らき☆すたのこなたみたいなのが本当のファン、みたいにみなされてるところあるよね。
少なくとも、「好きな作家の本全部読んだわけじゃないけど、自分は間違いなくこの人のことが好きだから、これ一冊で充分」っていうこの発言のニュアンスとは対極の考え方だよなぁ。
もちろん、価値観は人それぞれだから、いろんな書籍やグッズに囲まれて悦に入るこなたスタイルも立派な楽しみ方の一つだし、本当にそれで楽しいって思えてるんなら、そこまで熱中できる趣味を持てることは素晴らしいことだと思う。煽りじゃなくてマジで。
でも、じゃあ僕もそういう楽しみ方を試してみればいいかと言うと、僕は一応こういうブログを(全然更新してないけどさ)喜んで作ってるような人間だから、きっとそれでは幸せになれないんだろう。
このブログを読んでる人も、たぶん僕と同類の人間だから、同じことが言えるだろう・・・かね。
最近シュタゲにハマって「関連書籍一通り読んでみようかな」とか思ってみたり、「手塚作品を研究したいから、ブコフでバカスカ買って読み漁ろう」とか思ってみたりしていたので、少し冷や水かけられたみたいな気分だよん・・・
考えてみれば、アニメはジブリとシュタゲとイカ娘とらき☆すただけあれば僕には充分だし、パンクはラモーンズ、シューゲはマイブラ、オルタナはピロウズ、ミクスチャーロックはドラゴンアッシュだけ聴けば充分「網羅してる」って言って良いもんな!
まわりは「それじゃ不十分だ」って思うかもしれないけど、これらのバンドは間違いなくそれぞれのジャンルの本質を満たしているし、何より俺が満足できてれば、それでいいんだ。
俺は馬鹿だった。
②
「アニメーションは風俗営業であって、作家ではない。」
これもおもしろかった。あんなすごいもの作って「芸術だ芸術だ」って騒がれてるのに、「自分は作家じゃない」だってー。
ふーんそういうものかぁ。おもしろいね。
③
「よくあるんですが、感動させる為に登場人物を殺すんですよね。ボクシングやるのも光線銃で撃つのも同じ美意識で平気でやっちゃったり。感動させる為に殺して、又生き返らせたり。退廃ですね。 物語をつくる人間は、登場人物に対して神様であるわけですよ。生殺与奪の権利を握っているんです。殺人を平気で描いてかっこよがって、自分は全然痛くもかゆくもなくてすむわけですね。虚構の中の登場人物の生について真剣じゃない態度は、いやですね。もっとも愚劣です。」
すごく重要な発言だと思ったので、ちょっと長い部分だけど割愛せずに引用。
うん、これ読んですぐに某ゲームのことが頭に浮かんだんだけど、でも考えてみればMARTHAでも一人簡単に死んじゃった人がいたし、クスクスなんかもっとバタバタ死んでいくよなぁ。
もちろん僕は彼らの死に関して、(某ゲームのことが頭にあったので)当時の僕なりにいろいろ考えたうえでああいう展開にしたし、決して感動させる為だけに彼らを殺したつもりはない。
でも、今後さらに真剣になることはできないかなぁ。もっと気をつけたいと思ったよ。
このインタビューを参考にして言える限りでは、「かっこいい話にするためだけに彼らを殺してないか」「彼らの生に対して真剣な態度と言えるか、言い換えれば、彼らに失礼な死に方をさせていないか」の二点に気をつければいいだろうか。
その点シュタゲはすごいよな!何度も何度も死んだり生き返ったりを繰り返すのに、一度の死の重みがほとんどインフレ起こさないんだよな。むしろ以前の死より重くなってることもある。
あれは本当に、シナリオ執筆者サイドの心理誘導の妙ですよもうほんとすっごいです。
長くなるしネタバレになるからここでは詳しく書かないけどさ、要するにそのキャラクターに対してプレイヤー(とオカリン)にいかに愛着を抱かせたかっていうところなんですよねっ!それもごくごく自然に!全然おしつけがましくなく!しかも一人じゃなく複数人に対してですよ?神業ですよこれは!
シュタゲはほんと、すごすぎるよ!考えれば考えるほどすごいところしか思いつかないよ!
そういえば、スターウォーズエピソード3の撮影で、サミュエル・ジャクソンが、自分が演じるキャラクターの死に方についていろいろ注文をつけたっていう話があったな。今日の話題と関係あるかどうか分からないけど、あとで少し調べてみるか・・・
全然関係ないけど、この本ちょっとチョコボールの匂いすんだけど・・・
前の持ち主、物食いながら本読んでんなよだらしない・・・
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コメント
あんな根暗なキャラどもはバァンバァンやっちゃおうね!あはははははは!
具体名はあえてここではあげないけどさ
お前が自分のゲームのキャラに自己を投影したうえで殺してるんなら、お前の苦悩を何となく感じてる俺は「まぼは安易に自分のキャラを殺してる」なんて思わないよ。キャラに自己を投影してるんなら、簡単には殺せないはずだからな。いくらまばが劣等感強い人だっていってもな。
もうあのゲームの事は許してやれよ…